フィルム人

フィルム写真とフィルムカメラを愛する人のためのブログ

第4回 RICOH GR1v

フィルム写真に魅せられて初めて手にしたカメラであり、もっとも長い付き合いだったカメラ、それがGR1vです。

その使い途をCONTAX T2に代わられた今、すでに手元にはありません。

海外旅行の度に持ち出したGR1v、思いの外カメラそのものに対する強い思いはありません。使いやすい道具といった感じです。

小型軽量で、さらにフィルムパトローネの収納スペースも兼ねるグリップがあるおかげでたいへん持ちやすく、ほとんど片手で操作ができてしまいます。

広角28mmというレンズも旅行には最適。AFのスピードも精度も高く、最高のスナップシューターとの評価にも納得です。

レンズもシャープで歪みのない良い写りですが、色のりは地味な感じで個人的にはCONTAXの方が好きです。

けれどもたくさんの思い出よみがえる写真を残してくれたカメラでもあります。GR1vで撮った写真を見ると、今より幾らか若いときに異国の地を旅したときの興奮が鮮明によみがえってくるのです。